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チェンソーマン
作者:藤本タツキ

雑誌:週刊少年ジャンプ

 レビュー全文  

7点  :勾玉さん 

この漫画のストーリーを構成している要素を五角形あるいは六角形のレーダーチャートで表現しようとすれば、
過激さという項目が突出したツノのようなグラフになるだろう。
他の項目が足りていないという訳ではなく、笑い、感動、友情、恋愛といった他の全ての要素は
この漫画にとって過激さを底上げするための材料でしかないと思えてくるからだ。
その上でストーリー展開の速さも際立っている。
「常にクライマックス」「全編サビ」そんなキャッチコピーが思い浮かぶ目まぐるしくてせわしない物語は、
その過激さと相まって登場人物達が水泡のように現れては消えていき、
少しでもコマを読み飛ばそうものなら、すぐにストーリーから置いてきぼりを食らってしまう。

当然、万人受けする類(たぐい)の漫画では無い、それどころか少年漫画という枠組みから大きくはみ出しているような気さえする、
だが、この過激さとスピード感は他の追随を許さず寄せ付けない、
好みに合致した読者にとっては唯一無二の漫画になり得るはずだ。
[ 2022-02-07 08:20:17]
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