キテレツ大百科
作者:藤子・F・不二雄
雑誌:こどもの光
レビュー全文
5点
:ありゃりゃさん
個人的には、アニメのインパクトが強すぎて、マンガのインパクトが薄い代表格な作品だと思う。
思い出とは凄いもので、キテレツ、コロ助、まさかの勉三さんの声優まで脳内で再生できた。これはホント驚いた。
今考えると、この作品の思い入れは凄かったのだと思う。
なにせ、コロ助の材料が雑誌に載っていたので作ってみたほどだ。
驚くことに、コロ助はほとんどが日用雑貨品が材料で、外見だけは簡単に作れた。
まぁ当たり前の事だが、内臓部品(心)が無いので動かない。それでもって完成品のサイズがいびつで笑えた。
(藤子先生、材料のサイズくらい真剣に考えてほしかったです。コロ助の頭が異常にでかくなりましたよ)
普通な発想で何かを作ろうと思えた時代だっだし、一番思い出補完ができてしまうことも原因だけど、
みんなアホでゆるされた。プライバシーなんて発想が無かったから。
今ほど完璧でない情報化社会で幸せだったと思う。後悔なんて必要なかった。
面白くない藤子作品には、ヘンテコなユーモアがたくさんあった。
21エモンしかり、チンプイしかり、いまいち人気の出ない作品ほど愛してやまない自分がいる。
マンガのおもしろさがそれほど無いけど、それを補うだけの藤子先生の「SF=少し・不思議」はやっぱり凄いよ。
アニメは10点、マンガは5点。
「コロ助」ってなんだ?
と思う人には、ぜひこの作品に触れてほしい。
ドラえもんほど万能ではないが、愛くるしいほどの個性を持った生き物?だから
追記。「カレー」と「チュー」の歌をなんとかしてください。今聞いても変なワクワク感があって、正直困ってます。
[ 2009-09-12 06:44:50]
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