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ピューと吹く!ジャガー
作者:うすた京介

雑誌:週刊少年ジャンプ

 レビュー全文  

5点  :鋼鉄くらげさん 

最後の方は目も当てられない程のヒドい有様となったこの作品ですが、トータルで見るとやはり独特のセンスと面白さを持った作品でした。(それでも正直、素直に面白かったと思えるのは10巻前後くらいまでですが。)

ところで、どうして最初の方よりも最後の方が面白くなかったのかと考えてみたのですが、その理由はおそらく「ギャグに対する共感性」の低下なのではないかと考えました。例えばの話ですが、全身タイツの男が目の前から走ってきたとして、その男性が友人たちの間でも人気者のA君なら違和感なく笑って許せるはずですが、普段無口で全く喋らない無愛想のB君なら逆にキモくて、B君頭どうしたの?となる訳です。

つまりどういう事かというと、ギャグというのは起きている現象(=ネタ)そのものもさることながら、その現象を取り巻く環境やバックグラウンドも、ギャグの面白さを決定付ける重要な要素となるのではないかと考えた訳です。

あとは…そうですね。最後の方のジャガーは、最初の方に比べて読んでてツッコみづらいんですよね、ギャグに対して。ボケられてもそのボケが異質過ぎて、読み手としては反応しづらいというか。その辺りも共感性の低下の一部分だったんじゃないかと思います。

まぁ、前にも書きましたが、この作品は定食で言えば添えつけのお新香のような存在です。なのでメインとして楽しむというよりは、あくまで息抜き程度に楽しむと。そういう作品として捉えればいいんじゃないかと思います。
[ 2008-06-15 20:32:47]
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