HELLSING
作者:平野耕太
雑誌:ヤングキングアワーズ
レビュー全文
7点
:頭突き串の寿司さん
ラスボス級の強さをもった主人公をいったいどうやって攻略するのか
に見所を置きつつ、無惨に散っていく敵キャラに同情すら覚えるというお話。
黒い、暗い、濃い画面に大仰な芝居掛かったセリフ回し
登場人物が次々に死ぬ。
ちょっと弱い敵だとあっという間に散っていく。
ていうか強くても結局殺られる。
リップヴァーンが死んだときにはひとつ前に伊達男がいたことなんて忘れ去っている。
逝く大尉の笑顔を見たあとには紅葉おろされたゾーリンなんてどーでもいい。
総かませ状態でとことん軽い。でもそれでいいと思ってる。
劇中の戦闘は登場人物の狂気で説明が付くと思っていた。が、
「君も私とは違うと思っている
戦いの布告はとうの昔に済んでいる
さあ戦争をしよう」
敵味方はみな一様に狂っていて
でも彼らはそれぞれ違う存在であって、だから闘争が起こるのだと
最終巻で少佐が説明してくれてやっと気が付いた。
[ 2013-03-12 17:41:13]
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