それでも町は廻っている
作者:石黒正数
雑誌:ヤングキングアワーズ
レビュー全文
8点
:臼井健士さん
アニメ化の帯と表紙の絵が上手かったので買ってみたのが出会いです。そんな漫画。
出版が決して漫画作品としてメジャーではない徳間書店ですから、不安はあったものの1巻読んだら気に入りました。
喫茶店で働くメイド女子高生(メイド喫茶とは似て非なる)の送るちょっと、いやかなり不可思議な日常を綴る。
事故に遭って死に掛けたり、商店街が作品の舞台でありながら「宇宙人」が登場したりと展開が微妙にシュール。
それでいて「絵」は上手いというギャグ漫画とも言えない不思議な作風。
敢えて言うなら「よつばと!」に近い作風なのかもしれない。「癒し系」とまでは言わないけれど。
もっと言えば彼の「鳥山明」先生が「ドラゴンボール」前に連載していた「ドクタースランプ」を現代版にした感じか?
ペンギン村のような仮想空間を想像して、その中での一風変わった登場人物たちの日常を綴るという作品。
アニメはむしろ全く期待していません。アニメでこの作風を表現するのは「ドクタースランプ」のアニメという先例はあっても
難しいのではないでしょうか。
ですが、アニメ化で増刷が掛かって書店で目立っていたからこそ、この漫画の存在に気付いたという恩恵もあります。
アニメとは別に「漫画」は好評価でオススメさせていただきたいです。
[ 2010-07-08 21:31:30]
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