荒川アンダーザブリッジ
作者:中村光
雑誌:ヤングガンガン
レビュー全文
9点
:kouさん
「電波」の意味が分からないと、しょっぱなから付いていけないですね。
だから気軽に他人に勧めることはできないのですが、
個人的には大好きです。
まず笑えます。面白いです。
随所随所で盛り上げていって、オチを外すことがない。
ベタあり非凡さあり。
セリフ、絵、流れのすべてで笑わせてくれます。
キャラの設定はかなりぶっとんでいるけれど、
なぜか妙にリアル。そして非常に魅力的。
「苦労性」とか「ツンデレ」とか「クール」とか、
そんな一言で言い表せてしまうような性格ではなく、
キャラたちに味があるんですよね。
付き合えば付き合うほど、色んな面が見えてくるというか。
どのキャラにも好感がもてます。
この手の漫画は不要な新キャラが次々に出てきて
失敗するケースが多いけれど、この作品は違います。
出したキャラを使い捨てにしていない。
どんどん魅力的に見えてくる。
作者さんとキャラの距離が、とても近いように思えます。
ストーリーのほうも謎があったり、進展したりと
変化があって目が離せません。
ギャグとシリアスのバランスが絶妙。
笑いにもストーリーにも、無理がないのが心地いいです。
[ 2009-03-18 22:29:14]
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