To LOVEる-とらぶる-
作者:矢吹健太朗
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
4点
:鋼鉄くらげさん
初期の頃は、まだ微笑ましさの残る青春ラブコメディだったのですが、中盤以降は、単なるエロの安売り漫画になってしまったという、とても残念な末路を辿った作品です。
何と言うか、傍から見てると、結局は編集部の良い様に使われて捨てられていったという印象で、凄まじく憐れです。作品全体を見れば、面白くなるだけの素地は充分にあっただけに、もう少し、作品としての方向性に修正を加えて欲しかったというのが、正直な所です。
一方、物語の結末に関してもこれまた中途半端で、見事などっちつかずの灰色決着をつけてくれました。作者個人としては、誰も選ばないという結論で良かったと思っているようですが、読者としては、やはり物語に括りを付ける意味でも明確な結論を提示して欲しかったというのが本音です。そうしないと、この作品を評価しようがないですから。
まぁ、結論としては、色んな意味で意味の無い作品です。時間と金を、見返りの無い物に消費するという、正に「娯楽」という意味そのものを持った作品だと思います。
[ 2010-04-07 20:01:37]
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