よつばと!
作者:あずまきよひこ
雑誌:月刊コミック電撃大王
レビュー全文
10点
:cats13さん
「あずまんが大王」を読んだ時はこの作者は一発屋で終わるだろうなと思った。しかし、僕はこの漫画を読んで素晴らしい意味で裏切られ、あずまきよひこは天才だと思った。
この漫画は何気ない日常を描く漫画だけど、しっかりとしたストーリー性も持っていると同時に今まで日常を描く漫画にはないとても計算された作品だと思う。例えばこの漫画の基本は一話完結のスタイルだが、第6話のよつばがセミとりをする話しがある。次の日である第7話の初めによつばが描いたセミの絵が何気なく床に落ちてある。目次にも仕掛けがあり、このようにその仕掛けが上手く後の話にリンクしているのだ。
主人公であるよつばの過去は謎だらけだが、拾われた子である事は分かっている。決して明るい過去を持っていないが、まだ6歳である彼女はそれを物ともせず元気に動き回る。よつばにとっては「いつでも今日が一番楽しい日」。
日常を描く漫画で「よつばと!」と並ぶのは僕の中ではまだ「ドラえもん」しかない。性別とか年齢とか関係なくいろんな人に読んでもらいたい。
[ 2005-04-23 11:10:12]
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