テレキネシス 山手テレビキネマ室
作者:芳崎せいむ
雑誌:ビッグコミックスピリッツ
レビュー全文
9点
:鹿太郎さん
サラリーマン漫画の定形コンビ・一見駄目人間だけど・・・な上司と新人女子社員が映画を通して傷つき迷う人々に何かを伝える。
まあ要するに『金魚屋古書店』の映画バージョンなのですが、個人的にはこちらの方が上かなと思う。
あちらは横にエピソードを並列的に並べていっている感じですが、こちらは「親父の撮った幻の映画」という大筋のお話があるせいか作品に芯がある印象。
取り上げられた映画をすごく観たくなる様な作り方・魅せ方も上手い。
この作品で使われた映画は次の日レンタルビデオ店から消えるとか消えないとか(大嘘)。
で、実際に映画を観てみるとさらに作品自体が味わい深くなるのも嬉しいですね。
作画家はもとより、原作者の「力」を感じられる秀作。
[ 2007-02-04 09:01:23]
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