君に届け
作者:椎名軽穂
雑誌:別冊マーガレット
レビュー全文
7点
:パンダマンさん
職場の人に面白い漫画ないと聞いたら薦められたがこれ。おじさんに純情恋愛物薦めるか?と思ったが面白かった。開始4ページで主役の爽子が気に入ってしまったら後はもうどっぷり。おじさん、号泣しそうなシーンもありましたよ
この作品の魅力は一重に爽子の存在。漫画の中では気味悪がられてますが、中身は昔からだれにでも好かれる定番キャラクターなのでだれでも楽しめる内容になっていること。
だれでも好かれる定番キャラクターってどんなのかというと簡単にいうと天使キャラクター。例を上げると、小説でいえば「赤毛のアン」、アニメで言えば「アルプスの少女ハイジ」、漫画だと「フルーツバスケット」、「家裁の人」などの主人公。もっと言っちゃえばキリストや仏陀なんかの昔から好かれてきた定番のキャラクターです。まぁここまで言えばわかると思いますが、こういう天使キャラクターはその存在感で周りの人を幸せにしていく性質をもっています。
ただ爽子も似ているんですが違うのはまとっているのが神様オーラではなく陰気オーラ。天使キャラというより見放された神社のお地蔵様キャラ。でもそこがいままでにないキャラとしてついつい引き込まれました。
ただそれが弱点でもあって、普通の天使キャラと違って爽子は話の中心にいないと前に出てこないこと。世界観を膨らませる為に他の人の話になると、爽子が前に出てこないので爽子がみたい読者はテンションが下がってしまいます
まぁ、その弱点も話が進んで爽子が成長していけばなくなるのかな。けどそこまで来たら話終わっちゃうか
個人的には「君」に思いが届いても爽子の成長がみたいのでしばらく続いて欲しいなぁ
[ 2010-02-21 01:21:26]
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