お笑いの神様
作者:松浦聡彦
雑誌:週刊ヤングサンデー
レビュー全文
4点
:鹿太郎さん
よく言われることですが、「お笑い」を漫画で表現するのは難しい。
作内で面白いとされることは誌面上では大概面白くないから。
まあ媒体が違う以上、笑いのツボが違うのは当然のことなので、作内でバカうけの爆笑ギャグに読者が笑う必要もないと思うのですが。
重要なのは作内での観客の笑いにいかに説得力を持たせられるかで、結局は描き手の表現力しだいということになるんだろうけど、これがなかなか難しい。
この作品も健闘しているとは思うもののまだまだ上手くいっていない。
まだ、「お笑い漫画」というジャンルとしての母数が少ないので方法論が確立されていないというのもあるのだろうけど。
一つでもヒット作がでれば多発されそうなジャンルなだけにぜひ色々な作家さんに挑戦して欲しいなあ。
あと、あくまで個人的にですが、原作がダンカンなのでモデルになっているのがおそらくたけし軍団なんだろうけど、そこからいわゆる「売れっ子芸人」が出てきていない現状を見てしまっているので、主人公が売れていく展開にもいまひとつリアリティを感じなかった。
[ 2007-03-09 22:52:50]
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