かりん
作者:影崎由那
雑誌:月刊ドラゴンエイジ
レビュー全文
8点
:southさん
1巻を読んだ限りではヒロインがドジして下着見せたりしていたので、
近頃よく見る萌え系漫画なのだろうと思って放り出していましたが再読して驚きました。
吸血鬼という設定を上手く使って高校生同士の等身大な恋愛が描かれています。
後書き漫画などによると作者はもともとラブコメにするつもりではなかったのだとか・・・。
吸血鬼の体質やそれぞれの家庭事情などが障害として立ちはだかる中
少しずつ距離を縮めていく二人の初々しい感じがツボにはまりました。
もう一つ気に入ったのがヒロインの家族。
最初は妙な家族だな、程度の印象でしたが終盤に近づくにつれて彼らなりの家族愛が感じられました。
特に父親のヘンリーはいいキャラしてますね。
ボケキャラかと思ったら、最後の最後で家族のために当然のように体を張ってみせたりと男気まで見せてくれました。
ヘンリー一家の家族の絆はこの漫画のもう一つの大きな魅力でもありました。
最初の印象とは180度変わった終わり方をした漫画です。
話の締め方だけはちょっと強引でしたがラブコメと銘打たれた作品の割りにしっかりとした結末を見せてくれたのは嬉しかったです。
[ 2009-05-01 10:44:45]
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