邪眼は月輪に飛ぶ
作者:藤田和日郎
雑誌:ビッグコミックスピリッツ
レビュー全文
6点
:リヴィエラさん
見るものに死を撒く、魔の梟。その視線の先には何を見るのか?
設定にやや分かりにくい所(梟の呪の設定)もありましたが概ね良作の域は達しているのではないかと思います。
死への恐怖。そして梟の悲しい定めなど心に残る場面は多々ありなかなか面白かったです。
※(ここからネタバレを含みます未読の方は読まないことをおすすめします。)
ただあのような人類の存亡が危うく生き残れるか分からないところに緊迫感が生まれる物語構成に昔話のテイストを入れてしまうと、とたんにその緊迫は解けてしまいます。
何故なら昔話とは語部がいて初めて成立し、その語部はこの悲劇を生き残ったことを読者は早々に理解してしまう。
その点がこの作品に対するただ一つの不満。
[ 2007-10-05 17:35:48]
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