とめはねっ!鈴里高校書道部
作者:河合克敏
雑誌:ビッグコミックスピリッツ
レビュー全文
7点
:朔太さん
書道漫画という売りがアピールされていますが、
地味な高校生の文科系部活動をテーマにする難しさを
上手く消化しています。
主人公のキャラ立ちも恋愛模様も競技的な対決、勝負の
行方も、それぞれ中途半端な地味さなので、本来なら
1,2巻で途中打ち切りが妥当なテーマ選定でしょう。
しかしながら、どんどん先を読みたくなる魅力は、ごく
普通の高校生の日常会話、生活がハッピーにみえることですね。
特段のできごとが起こらない何げない高校生活は、
読者の共通体験かもしれません。
欠かせないのは、脇役の部員たちですが、特に3年生先輩女子でした。
ヒールのような一面も見せますが、嫌いになれませんでした。
書道に対する知識、薀蓄は事前調査、取材が半端なく
充実していますので、それなりに楽しめました。
[ 2018-10-29 18:35:26]
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