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作者:曽田正人

雑誌:ビッグコミックスピリッツ

 レビュー全文  

8点  :shinpe-さん 

続編の「MOON」と併せたレビューです。

今このレビューを書いている最中にボレロが頭で鳴り響いています(笑)読んだ方はお分かりになりますが、あの演出は先に似たような例があるのでしょうか?もし無いならば、それを体験するだけでも読む価値あります、たぶん。

バレエという(ほとんどの読者にとって)馴染みが薄い芸術をエンターテイメントに仕上げるためには、いい意味での荒っぽい演出が必要だったんだと思います。囚人たちが号泣したり、聴こえない音楽が聴こえたり。そういった昴やライバルたちの天才を表現する技法が半端じゃありません。

僕はバレエのような高尚な芸術はもちろん門外漢なのですが、このマンガのあとにyoutubeでボレロと白鳥の湖を最後まで見てしまいました。稀にそういった知らない世界の入り口になってくれる作品に出会えることは、マンガを読む僕のひとつの動機たりえているんだろうと思います。

作中に出てくる天文学者の一言が素晴らしい。「もし将来、人類が宇宙人と接触したときに、最初に彼らと通じ合えるのはバレリーナではないだろうか」昴を読んだあとだとそうかもしれないと思ってしまうところが怖い(笑)
[ 2010-11-26 21:26:56]
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