おたくの娘さん
作者:すたひろ
雑誌:月刊ドラゴンエイジ
レビュー全文
5点
:とろっちさん
手放しで絶賛できるような作品ではないけれど、悪い作品でもない、
まぁそういう意味で可もなく不可もない作品。
よくありがちなタイプの話ですが、主人公が弱い人間なのがいいですね。
子育てと自分の時間との比重に対する苦悩が自然な感じで描けています。
叶ちゃんが本当にいい娘です。
お父さん大好きっ子なのはいいんですが、最初っからほぼ盲目的に大好き状態なのがちょっと残念。
できればフラットな状態から大好きになるところも描いてほしかったです。
こういうおたくネタを前面に押し出したもの、多くなってきましたね。 どうも食傷気味です。
例えばその発端とも言うべきげんしけんなどは、オタクと非オタクとの相互理解が
テーマの1つだったためか、ディープな部分がよくわからなくても楽しめました。
この作品も、もちろんストーリーが楽しめないということはないんですが、
作品の空気というかノリみたいなものが完全に内輪向けな気がします。
こういう世界に詳しい人でないとちょっと厳しいかもしれません。 というか自分は厳しかったです。
画力はかなり残念ですが、ある種の愛嬌はあるので、作品のハートフルコメディーな雰囲気に
うまくマッチしているように思います。
めぞん一刻のオマージュっぷりが好きですね。
管理人さんが「PIYO PIYO」のエプロンとかつけてたんで、確かに最初から気にはなっていましたが、
ここまで開き直ってできれば凄いです。
[ 2010-10-18 01:48:08]
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