ルードウィヒ・B
作者:手塚治虫
雑誌:月刊コミックトム
レビュー全文
8点
:gundam22vさん
未完ということで知ってはいましたが、読むのを避けていたことを後悔するほど面白い漫画でした。大音楽家「ベートーヴェン」を主人公に扱う伝記漫画。漫画界の巨匠最後の作品だけあって、オリキャラ(フランツ)を相当に絡めて史実じゃない部分(難聴の原因がフランツの行為等。フランツを作中ナレーションでもこのような記録があると史実人のごとく書いているのは誤解を与える箇所なので個人的にはマイナス印象)もありながらも、史実エピソードも交えベートーヴェンを分かりやすく本質を伝えようとしている部分が素晴らしかったです。だからこそ未完ではありますが、趣旨としてはそれなりに充たしている作品ではあるかと。おそらく最後は途中で第九を匂わす箇所が伏線として出て来ていたので、それをもってフランツとは和解するところを帰着点としているような感じでした(ついでにフランツを破滅させるような匂いも感じましたが)。
[ 2015-04-02 02:22:40]
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