月館の殺人
作者:佐々木倫子
雑誌:月刊IKKI
レビュー全文
5点
:ジブリ好き!さん
最驚コンビ…確かにw
でもどう考えても、佐々木さんの画はミステリに合ってないというか違和感感じちゃいますね。
綾辻行人は本格ミステリが専門です。通常のミステリ・推理物を期待すると、人によっては失敗するかもしれません。彼の著書「どんどん橋、落ちた」なんか読むと、本格ミステリとは何か、彼の目指すミステリがどんなものかがわかると思います。
しかしまぁ、綾辻さんの本領と言えば、ミステリ好きに「オススメのどんでん返しは?」と聞けば多くの人がその一つに挙げるであろう「十角館の殺人」でしょうか。
以降、館シリーズとして「○○館の殺人」を発表しているので、この漫画の題名を見たとき、綾辻さん側の作品かなぁと思いました。でも読んでみれば、佐々木テイストの方が濃いですね。後書きで綾辻さんも、漫画でこその作品として作った、と言っていますし。
カラーページもきれいで、決して悪くない作品なのですが、鉄道マニア(テツ)でない自分には、新鮮ながらも強い関心を引くものではなかったかな。
最後に自分の感想を。(未読で興味がある方はネタバレ注意)
下巻冒頭で明かされる汽車の謎に、おおーっ!
犯人については…ちょっと一人だけ雰囲気違い過ぎ(笑)。
でも犯行理由とかトリックは、綾辻さんだなぁ。
[ 2011-03-06 23:51:33]
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