スキップ・ビート!
作者:仲村佳樹
雑誌:花とゆめ
レビュー全文
8点
:パンダマンさん
芸能界復讐奮闘記?みたいな話
色々なやっかいごとをガッツで乗り切る主人公は見ていて気持ちいい
これを読んでいて菅野美穂を思い出した。菅野美穂を初めてはっきり覚えたのは「エコエコアザラク」というホラー映画。ラストの豹変する演技はもう言葉で表現できないくらい衝撃的で、主人公達だけでなく映画丸ごと喰ってしまう位パワフル。まぁ、それから売れっ子になるには時間がかからなかったのはあの映像をみれば納得せざるおえなかった。
菅野美穂の見事な悪役っぷりなどついついこの漫画の主人公と感じが似ているのでついつい重ねてしまった。現実の女優と比べられるくらいこの主人公は生き生きしてる
一応復讐の為に主人公は動いているという設定だから話が暗くなりそうなんだけど、ほんとどのシーンがおちゃらけているので話が暗くならず、ケラケラ笑いながら読めて読後もスッキリ。怨念が取り付いたブラック主人公には愛嬌すら感じる。笑うとこは笑うとこ。シリアスなところはシリアスなところと、ちゃんとメリハリもあって漫画にテンポがある
難しい演技のシーンでも、コロコロ変わる表情を読んでいる側が「おおー」っと思うレベルのものに仕上げてくるあたり、この作者のレベルの高さが出ている。漫画って自分の想像したキャラクターには既に演技させてるわけだけど、それに更に演技させて、大根演技、ベテラン演技とか描き分けるのってすごい高度だと思う。読者を納得させる表情をかくとなると、もうなんか想像するだけで胃がキリキリしてくるな。
主人公がどういう選択をしていくのか先が気になるね〜
[ 2009-02-17 10:21:06]
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