みどりのマキバオー
作者:つの丸
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
8点
:tetsushikiさん
【全巻読了】
「んあ?」「なのね?」で有名なマキバオー。
最近の若い世代はマキバオーは知らないのだろうか。
競走馬の漫画で、マキバオーという馬(ロバ?)が活躍するスポ根溢れる漫画です。
マキバオーはサラブレッド界のみにくいあひるの子。……最終的に白鳥にならないからちょっと違うか。
ともかく、本名【うんこたれ蔵】っていうネーミングも今となってはかなり斬新です。キテル。
その【うんこたれ蔵】こと、【ミドリマキバオー】が宿敵カスケードや他の仲間と一緒に戦いながら友情を育みつつ、競走馬として成長していくハートフルストーリーです。
人間と馬が普通に会話するフランクな感じもGOODです。
何度もライバル馬たちと戦いながら成長をしていくマキバオー。
このライバル馬たちがまた魅力的。
【漆黒の帝王】カスケードはクール。そしてホット。最強であることの自負、その責任みたいな塊。見た目も格好いい。しかもツンデレ。そこに痺れるゥ、憧れるゥ!
【ピーター?の弟】アマゴワクチンは大人。あの漫画の精神的支柱だった気がする。人気も相当あったのではないだろうか。悲劇にも負けず、戦い続ける姿に感動を覚えました。素敵!
そして
【白い奇跡】ミドリマキバオー。その毛の色のとおり、純粋の塊。常に一生懸命で猪突猛進。普通、漫画においてこういうキャラって逆にキャラが薄くなるんですが(ワンピースのルフィや、ドラゴンボールのゴクウとか)、マキバオーは苦悩要素も持っているので、キャラがきちんと立っています。
【白い奇跡】が【漆黒の帝王】に向かっていく姿は感動です。
名セリフ。
「みんなには見えないの?忘れちゃったの?あの黒い風を!!これがカスケードだ!!」
このあたり号泣ポイントです。
ちなみに、2部構成になっていますが、2部から話がガラリと変わってしまいます。1部で終わっていれば、僕の漫画ベスト10入りしたかもしれない。
オススメ漫画。是非!!
※3巻くらいまでは絵も適当だし、話もあまり面白くないので注意(笑)
[ 2010-08-11 00:16:41]
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