風光る
作者:渡辺多恵子
雑誌:月刊flowers
レビュー全文
4点
:鹿太郎さん
主人公の女の子がひょんなことから新撰組に入隊し逆ハーレム状態に、という非常に狙った設定に二の足を踏みつつ読み進めてみましたが、読後は普通のラブコメだったなあという印象。
結局、ファーストインプレッションを覆して、男の自分まですくい上げてくれる懐の深さは無かったかな。
時代考証自体は意外としっかりしているけれど、それも渡辺先生自身が幕末マニアでこういうの大好きなんだろうなあ程度の感想しか抱けず、作品としての完成度に直結しているかというと疑問。
ラブコメテイストととの乖離ぶりに豪華絢爛なコンサートホールでヒップホッパーが歌っているようなチグハグさを感じた。
ただラストをどうするのかには少し興味がある。
新撰組物だから永遠に終わらないパラダイスでFinにするわけにもいかないでしょう。
おそらく悲劇的なものになるのかもしれないけれど、作風的に後味の悪さは残さないで欲しいなあ。
[ 2007-07-11 22:25:02]
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