世界の孫
作者:SABE
雑誌:月刊アフタヌーン
レビュー全文
6点
:Mサトゥーさん
通読した感想です。
ある日、鰊中学校に転校生がやってくる。
彼女の名は甘栗甘水(あまぐり あまみ)。当身の使い手にして、老人達を魅了する天性の”孫顔”の持ち主である…!
とにかく好かれまくる主人公と、周りの濃いキャラ達が起こす騒動を描いたギャグもの。
ネタの方向性は上手く説明できませんが、どの方向に行っても結構笑えます。
所々でキツめの下ネタをかましてますが、絵柄がアッサリしているせいか、あまり気になりませんでした。
個人的には8・9話が大ヒットで、特に8話の脱線ぶりと意味不明な感じはすごくイイです。
2巻以降は「アレ?ジャンプ的展開?」って感じでしたが、意外と楽しめました。最初は常識人だった委員長のキャラ崩壊ぶりがスゴイです。壊れすぎてて、もはや格好いいレベルに達してます。
画力もなかなか高く、癖のないスッキリした絵柄です。キャラクターの個性がデザインにしっかり反映されているのも◎で、主人公も別にかわいらしい訳ではなく、あくまで”孫顔”。委員長もどことなく薄幸そうな顔してます。
服装ではなく、顔の造作で個性を描き分けるあたりに作者のセンスを感じます。動きのあるシーンもしっかり描いてます。
3巻で終ってしまいましたが、もっと読みたかったです。
[ 2009-03-16 02:02:04]
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