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夢使い
作者:植芝理一

雑誌:月刊アフタヌーン

 レビュー全文  

9点  :マサキレンさん 

最初に言っておくが、私はこの作者の作品が大好きだ。
なので点数は9点をつけたが、これはもちろん個人の主観でつけた点数である。

この作者の作品はとても独創的だ。
だがあまりにも独創的過ぎて読者がついていけなくなってしまうのも事実である。
その最たる物が第1章であり、作風も画風もある意味超越してしまっている。
特に作画が顕著で画面が平面的あり、しかも絵が細か過ぎる為正直いってかなり見難い。
もちろんこれは作者の強い個性なのだが、あまりに度が過ぎてしまうのはやはり問題だと思う。

しかし第2章の中盤あたりから画面が立体的になり、絵が大きめの作画になったのでとても見やすくなっている。
単純に作者の作風が変わったのか他に理由があるのかは分らないが、ぶっちゃけいえばとても万人受けしやすい作画に進化している。
その為後半はとても高い完成度で作品が仕上がっていると思う。

なので打ち切り的が終わり方をしているのがとても残念である。
機会があれば是非続きを描いて欲しい作品だ。


追記

この作品の第2章にあたる鉱物の聖母はディスコミュニケーションの冥界編に並ぶ名作なので、この話だけでも読む価値があると思う。
[ 2010-10-21 21:59:26]
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