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お茶にごす。
作者:西森博之

雑誌:週刊少年サンデー

 レビュー全文  

9点  :げそビンタさん 

これは西森博之の最高傑作になりうるんじゃないか。それほどまでにおもすろい。
正直、前作『道士郎でござる』は駄作だと感じていたのでこれは非常にうれしいところ。

この人のマンガって基本的にはワンパターンだし、キャラクターも自分のテンプレをなぞってるだけなのに、なぜこんなにおもしろいのか。

考えてみれば、ガマンと脇役の配置がとにかく絶妙なんだなぁ。
この二大要素それぞれが主人公である「悪魔」こと船橋まークンのキャラクターを生かし、おはなしを転がしている。
(そう、前作はガマンと脇役が薄すぎた。作品全体が道士郎のアクのドギツさに喰われていただけだったから。)

今回はヒロイン(?)の夏帆ちゃんも味出しすぎ!
悪魔キャラ船橋に対してひるむことなく睨む、怒鳴る、張り合うの凶犬っぷりがギラギラ光っています。

なんとなくダラダラしてる『今日から俺は』と違い明確な目標もあるし、『天使な小生意気』は少し主人公マンセー過ぎる気もあった。『道士郎』の力の垂れ流しと鼻につくような世直しは論外だ。
このままいけばいずれ西森博之の裏名作と呼ばれるんじゃないかな。
[ 2008-06-10 04:26:51]
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