ラストイニング
作者:中原裕
雑誌:ビッグコミックスピリッツ
レビュー全文
7点
:シンシンさん
野球版ドラゴン桜ともいうべきか、野球の戦略、特に試合に入る前段階の戦略に焦点を当てた作品。主人公は弱小校の臨時監督となって、部の立て直しのために一年で甲子園に出場させなければならなくなる。
野球の戦略についてはよく知らないが、作中の登場人物の説明はとても理にかなっているように感じられ、限られた手札(選手)で強豪校に以下に勝っていくか、準備の過程が面白い。相手チームの研究から始まり、試合中も臨機応変に(感情論ではない)具体的な指示を出していく主人公は頼もしい。
また、普通の野球漫画のような選手同士の葛藤もある。そういう気持ち面と理論面の展開のバランスはよくできていると思った。
もっとも、よく言われるが中盤以降(初期ライバル校との決着後)はダレるというか、いままでより説得力を欠くとも思える展開が続いてて、そこは不満。
[ 2018-12-31 08:52:53]
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