群青学舎
作者:入江亜季
雑誌:コミックビーム
レビュー全文
6点
:臼井健士さん
一部、書店や書評で注目されている作品のひとつ。
「エマ」や「放浪息子」と同じく月刊ビーム連載でした。
ビームは個性的な作家・作品が多く、絵が一般向けな見易く可愛らしいものを描ける方が少ないのですが、前述の2作品と併せて「例外のほう」ですね。
絵がオリエンタル的な外国の雰囲気を漂わせる・・・とでも申しますか、魅力あります。
が、オムニバス方式の短編集という位置付けですので外国が舞台で騎士や姫が登場するかと思いきや、日本の小学校の子供が出てきたり、普通の高校生女子が主人公だったりと話が飛びますのでひとつひとつのお話で印象に残るものと残らないものとの落差が激しい。
作家としての実力はある方だと思うのです。この才能をどう表現するのが最良なのか?
なんか、作者ご本人も含めて「お試し中」みたいな感じがします。
最適な方向性が定まったら躍進しそうな予感がしますね。
[ 2010-09-11 18:02:15]
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