タッチ
作者:あだち充
雑誌:週刊少年サンデー
レビュー全文
10点
:polojoさん
80年代の「さわやかスポーツ漫画」の初期作品にして、サンデーを代表する作品といえるでしょう。
素晴らしいのは、劇画とは対照的ともいっていい、デフォルメされた線、輪郭(野球シーンはちょっと線の入れ具合が多くなりますが)。
あとこの作品は「間」が良いですね。安易に表情で喜怒哀楽を表現したりすることはあまりないです。一見したら無表情だけど、行間から悲しみや怒りなどが伝わってきます。あだち作品の代名詞ともいえる漫画的表現です。
ヒロインである南ちゃんもこの漫画を名作へと押し上げている要素となります。僕は全然タッチ世代でもないのですが、最強に可愛いです。後ギャグがそんなに古臭くない所も好感が持てます。
「80年代の漫画なんて古い」と思っている、タッチ世代じゃない方にこそ読んでほしい、おすすめの作品です。
[ 2013-05-20 15:57:09]
polojoさんのページへ
この漫画のTOPへ
▲このページの上に戻る
[家]ホーム
ランキング
漫画を検索
[MAIL]お問い合わせ
漫画レビュー.com