栞と紙魚子の生首事件
作者:諸星大二郎
雑誌:ネムキ
レビュー全文
7点
:yosamu88さん
諸星大二郎作品は「妖怪ハンター」からハマりまして、色々と読んでいるのですが、「栞と紙魚子」が、「手元に置いておきたい作品」としては一番好きかも知れません。
異常な風景を「まぁ、いっか」の感覚で受け入れてしまうことの可笑しさ、それがすごくよく醸し出されている作品だと思うのです。
インパクトでいえば、「暗黒神話」ラストシーンや、「妖怪ハンター」の鬼踊りやあんとく様などの方が強かったですが、短編としての出来の良さはこのシリーズ、特にこの「生首事件」あたりの初期を推したい気持ちにさせられます。
「異常な日常」ものとしての佳作と感じますので、諸星大二郎未読の方には、自分はこれを薦めるようにしています。
[ 2013-08-20 03:34:54]
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