H2
作者:あだち充
雑誌:週刊少年サンデー
レビュー全文
10点
:プリさん
この作品が連載されていた当時は、最初の数巻だけ読んで
その後追わなくなり、その後ずっとそのままになっていました。
最近ふと結末が気になり、調べてみたら予想外のものだったので
興味を持ち読んでみました。
結果として、泣きながら読んだ漫画はこれが初めてでした。
ラストには様々な解釈があり、こういうことだ、と
ハッキリ分かって読んだわけでもないのですが、読み進めるうちに
何か言葉に表すことができないものが伝わってきて
涙が出て止まりませんでした。
特に最終巻の、あの勝負の場面の描写はもう漫画史に
残るものなんじゃないかと思っています。
個人的にはこの作品はあの「タッチ」に完全に並ぶ傑作だと思います。
ドラマ化はされたようですが、もっと多くの方に原作をぜひ読んでほしいです。
最後に好きなセリフを抜粋。
「ほんとに差はなかったんだよ、二人が得意とする
シュートの威力もキレも ー。」
「ただ原口のほうが、ボール1個分 打者の懐近くに投げられた、
それだけなんだよ。」
人を好きになる気持ち、相手を思いやる気持ち、
懐近くに飛び込むからこそ相手を痛いほど理解できる。
比呂はひかりのことを痛いほど理解していたんですよね。
自分もそういう風に身近な人と接していきたいと思いました。
[ 2014-03-22 20:58:40]
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