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アニメ店長
作者:島本和彦

雑誌:きゃらびぃ

 レビュー全文  

6点  :DEIMOSさん 

わずか3巻を発売するまでに、足掛け7年を要する長期連載メタ漫画(笑)。

この7年で、アニメ業界を取り巻く環境は激変した。
連載当初から現在に至るまでにアニメの放映(製作)本数は爆発的に増加し、その過程で05年に萌え株がもて囃されたこともあったが、そこからの低調ぶりは今のアニメ不況へと繋がっている。

そして、そんな状況を、島本は、自虐的かつ自嘲的に、また、シニカル&コミカルに描いている。そういった意味で、ただの宣伝漫画に堕さないところが一興に値する。

フリーペーパーに描かれる漫画であり、誰にも注目されていないのではないかという島本の不安は、3巻の終盤で爆発するが、これまた島本らしさの表出であり、島本好きなら爆笑できる場面だ。

島本作品は全て熱いのだが、この作品に関しては、「冷静に熱い」。
そんな言葉が適切かもしれない。
[ 2008-02-17 06:39:16]
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