ベクター・ケースファイル 稲穂の昆虫記
作者:カミムラ晋作
雑誌:チャンピオンRED
レビュー全文
6点
:とろっちさん
害虫(ベクター)が引き起こす事件を女子高生・榎稲穂が解決していく事件簿(ケースファイル)。
主人公が女子高生の青年漫画でありながら、男の主要登場人物がおらず、
恋愛要素が全く感じられない稀有な作品です(現在7巻まで読了)。
前半は自然災害的な昆虫事件、後半は人為的な昆虫事件が主になります。
中盤からは中国娘やドイツ少女などが登場し、多国籍な様相を呈してきますが、
如何せん登場人物にあまり魅力が感じられないのが残念です。
ただ、作中の人物に感情移入しづらいので話にのめり込めないものの、虫のうんちくが面白いので
つい先へ先へと読み進めてしまいます。
話の展開に強引なところもあるので、ミステリーとして捉えない方が楽しく読めると思います。
基本的に害虫がメインとなるため、読者の反応を気にしているのか、直接的な描写を避けているような
ところもありますが、虫の苦手な方(私も苦手ですが)は心して読んだ方がいいかも。
[ 2010-01-08 22:29:01]
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