俺と悪魔のブルーズ
作者:平本アキラ
雑誌:ヤングマガジンサード
レビュー全文
8点
:Mikky-Dさん
良作。まず漫画の主人公としてロバート・ジョンソンを取り上げるというのが何より素晴らしい。この点がもっと評価されていいし、話題になっていい。また、細かいことだが、「ブルース」ではなく「ブルーズ」と表記する点に作者の小さな拘りを感じる(ただし本来、決してどちらが正しいというわけではない)。
実在したミュージシャン(最も著名なブルーズマンの一人と言っていい)、ロバート・ジョンソンの逸話や楽曲のタイトル、歌詞を上手に取り入れ、ストーリーが進んでいく。
ただ、伝えられるロバート・ジョンソンの人物像や、私(というかおそらく多くの人が)彼に対して抱いているイメージと、ここまでのRJとがあまりにかけ離れており、戸惑っている。実在の人物の固定のイメージを裏切ることに意味があるともいえるが、ここまでのRJがいくらなんでも弱すぎて(ひたすら怯えるばかり)、キャラとしての人間的魅力が乏しすぎるのでは。おそらくこれからの展開でRJに変化が起きてくるのだろうと予想していますが。
現在連載中の作品では、今後に最も期待している作品の一つ。
[ 2008-10-02 17:16:38]
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