ハチミツとクローバー
作者:羽海野チカ
雑誌:コーラス
レビュー全文
8点
:ととちゃんさん
賛否両論ある作品ということはなんとなくわかる。
作画も万人受けはしないかも。
しかし、これは名作です。
少なくとも、この作品は「みんな片思いでセツナーイ!」なんてゆうどーでもいい話ではない。(映画は商業的にわかりやすくしたかったんでしょ)
前評判で評価が落ちるのはとても勿体無い。
これは、守りたいもの(好きな女etc)が出来たことによって、無力で空っぽな自分に否応無く気付かされてしまった少年が必死に足掻く青春ストーリーです。
結局はぐちゃんもあゆも大人に持ってかれたのも、納得です。
胸を締め付ける細かいエピソードがとても良い。
母子家庭で育ち、母と二人で幸せにならなければいけないんだという使命感を糧に生きてきた竹本君が、母の再婚により、ふと自分のしたいことをしていい、と言われた時の空虚感。切ないです。
個人的に、かっこつけてるのに青春スーツを脱げない真山が萌えます。
最初から最後までとても丁寧に描かれた作品です。
[ 2009-06-26 18:55:17]
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