ハチミツとクローバー
作者:羽海野チカ
雑誌:コーラス
レビュー全文
9点
:パン屋の店長さん
漫画に憧れを抱いたのはいつ以来だろうか?
こんな大学生活過ごしたいっていうよりもむしろ・・私もこの4年で何か自分を満足させたいと。小学生の頃は漫画を読む度に『あぁ、こんな風になりたい。こんなことしてみたい。』とよく思っていた。けれども、年をとっていくのと同時に漫画は漫画で割り切ってしまうということが多くなってきている。現実離れができなくなってしまった。それはそれで良いかもしれないけど。
しかし、この漫画だけは割り切れなかった。ジャストミートな年齢だからかもしれない。それでもスゴイと言わざるを得ない!私も自転車で旅をしてみたいと、影響されすぎだと笑われるかもしれないがそれこそが大学生だと肯定化してしまうようなあたり、もはやこの漫画にどっぷり浸かっているのだろう。
主要メンバーほぼ全員が竹本くんを際立たせている気がしてならない。才能があることや、自分の目標がしっかりある人間たちの中で主人公である竹本くんが実に等身大の存在に見えてしまうのはもっとも。そんな竹本くんが青臭さを爆発したせいか、読者である私たちも爆発させてもらいました。
ようは5?7巻の竹本くんが自分の作品壊して一人旅いってしまう展開のところのわけですが・・・それまでの彼の葛藤などの心情表現があってこそのココ!いかにも漫画的な展開で大好きでした。
一人旅から帰ってきた竹本くんがはぐちゃんに告白したシーンが最高。
伝えた後の満足そうな笑顔に、もう何も言うことができません。
[ 2011-04-17 22:52:44]
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