アカギ
作者:福本伸行
雑誌:近代麻雀
レビュー全文
7点
:DEIMOSさん
言わずと知れた、賭博の天才・アカギを描いた麻雀漫画。
この漫画の魅力は、「天才の描き方」にある。死を恐れない。攻守の時流を把握する。相手の意図を先読みする。保身を考えない。欲望を持たない。リビドーに惑わされない。そういった天才の資質をことごとく描き、アカギは名言を放ち続ける。
新井秀樹のシュガー・リンが「動」の天才を描いているとすれば、この漫画で描かれるのは、「静」の鬼才。
「アカギのようにありたい」ただひたすらにそう思えるだけで、この漫画は殿堂入りだ。ただし、「天」における「アカギの死」というクライマックスが既に明らかになっている以上、鷲津戦の今後にあまり期待はしていない。
鷲津戦の冗長さには確かにうんざりするが、未だイカサマを描かずに正当麻雀ルールの範囲内で描いている点は評価できる。(「天」のようにイカサマを描いてしまえば、何でもあり感が出て白けてしまうため。)
[ 2011-04-17 00:29:33]
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