宇宙兄弟
作者:小山宙哉
雑誌:モーニング
レビュー全文
7点
:booさん
人間描くのが本当にうまいですね。
といってもこの作者の場合キャラが立ってるということではなく、人間性だったり性格だったりがそれぞれの背景を通してにじみ出てくるということです。
脇役にもそれは十分に感じられるのがまたすごいなと。
宇宙に行くって子どものような壮大な夢ですよね。
このマンガの場合、宇宙自体はあまり重要ではなく、みんなのあこがれのものとして出てくる。
だから目指す人がみんなかっこよかったり、そんな対象があることをうらやましくすら思ってしまう。
大人向けの少年漫画、というのが一番私にはしっくり来ます。
このまま弟を殺すような展開には持っていかずあくまで人間ドラマとして描いて欲しい。
大好きなキャラクターがいっぱいなのでぜひ読んで欲しいです。
追記
最近のエピソードが何かこうしとけばおもしろいんだろ?っ的な印象で多少鼻につくので1点減点。JAXAの試験編がマックスだったかも…
分かる人は分かると思うが、ちょこちょこ挟まれるどうでもいい話やジェニファーや両親のキャラがすごく気になってきて辛い。
他のレビュアーの方の「置きにいってる」というのはうまい表現だと思うが、作者の意図が透けて見えるようでちょっとなあ。
[ 2009-03-24 01:16:57]
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