薬師寺涼子の怪奇事件簿
作者:垣野内成美
雑誌:月刊アフタヌーン
レビュー全文
6点
:フクポルさん
<所持歴:14巻まで(水妖日?の上巻)。現在は売却>
タイトルに「怪奇」とある様に、エピソード(事件)は
人外の者が起こすものばかり。
それもオカルト(超常現象・霊魂)というよりはモンスター。
そして展開も、通常のミステリー作品であれば、
最後に犯人判明、あらビックリこの人が?ってな感じやけど
本作では、中盤付近で犯人(前述の様に人ではない)判明、
以降はそれを追い詰め、退治?するアクションがメインとなるなど
本格ミステリーを期待すると肩透かしを食らうかも。
が、ある意味ファンタジーな路線をハナっから最前面に押し出してるので
そのつもりで読めばフツーに楽しめる作品。
むしろ、自分は小学生探偵や某孫探偵の作品にはあまり良い印象が無いので
コチラの方が遥かに好感が持てる。
絵も綺麗やし。
原作は小説らしいけど、残念ながら自分は未読。
原作者曰く、「ビジュアルイメージは垣野内先生以外にはありえない」
らしく、原作から入る読者も特に違和感はないらしい。
ただ、お涼の泉田に対する言動など、ニュアンスが若干異なる部分があるらしく、
両方を読み比べてみるのも一興かと。
1巻以降、2巻分で1つのエピソードを収録し、基本はどれから読んでも
問題はない作りになっている。
1/23発売の11巻で「夜光曲」というエピソードが終了。
が、連載誌であるマガジンZが休刊となり、以降(コミカライズされてない原作が2エピソード分ある)は
掲載誌を変えてアフタヌーンで連載中。
さて長々と書いてきたけど、この作品、何となく読み難い気がします。
(絵ではなく構成が)ごちゃごちゃしてるというか。
[ 2009-01-12 18:52:34]
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