とらドラ!
作者:絶叫
雑誌:月刊コミック電撃大王
レビュー全文
4点
:鋼鉄くらげさん
原作の「とらドラ!」は面白いです。自分が今までに読んだラノベのトップ5に入るくらいに好きな作品です。
アニメの「とらドラ!」も面白いです。自分が今までに見てきたアニメのトップ20に入るくらいに好きな作品です。
ですが、漫画の「とらドラ!」は微妙です。正直、自分が今まで読んできた漫画のトップ100にも入らないんじゃないかと思います。
同じ原作を題材としてアニメや漫画にしたはずなのに、なぜ漫画だけが面白くないのか?
その理由を自分の意見として言わせてもらうと、漫画はアニメに比べて情報量が少なすぎるため、アニメと比較すると、どうしても見劣りしてしまう部分が多いからだと思います。
漫画とアニメの情報量の違いを大まかに挙げると次の三点。
「音」、「色」、「動き」。この三つです。
アニメには登場人物の「声」があり、演出の「音」があります。視覚でしか捉えることのできない漫画とは違い、二つ目の五感、つまり「聴覚」で観る者の耳に強い印象を与えることが出来るわけです。
しかし。それでは「視覚」の上で漫画はアニメよりもアドバンテージを上げることが出来るのかと言えば、それは勿論ノーになります。理由は「色」そして「動き」が、アニメでは「視覚」としての情報で観る者の脳内に漫画よりも、より強い刺激を与えることができるからです。
ですがここで不思議なことに、漫画が原作となった他のアニメは、そのほとんどが面白くありません。これだけアニメの方がアドバンテージの大きい状況の中で、なぜアニメの方がつまらなくなるのかと言えば、それはおそらく、アニメの特性と連続性を活かしきれていないからだと思います。ただそれを、ここで論じるのは脱線になるので割愛します。
結論として、「とらドラ!」は「アニメ→原作」もしくは「原作→アニメ」の流れで知っていくのが無難であり、漫画はファンのための補完材料という形でいいのではないかと思います。正直、漫画は微妙です。
[ 2012-01-27 23:29:17]
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