ジャッジ
作者:細野不二彦
雑誌:漫画アクション
レビュー全文
4点
:アルゲマイネ原野さん
表は冴えないサラリーマンの逢魔法一郎。
しかしその実態は社会に蔓延る悪を閻魔大王に代わって裁く闇の司法官!
…と、あらすじでも分かりやすい勧善懲悪ものなんですが実はこの作品、
その勧善懲悪が上手く機能していません。
連載当時の社会背景からか、善なる被害者が凄惨な目に会う事が多く、
闇の裁きで悪を抹殺させても何とも後味が悪い話ばかり。
また客観的であるべき主人公に必要以上の感情を持たせているのもマイナスで、
読み手に私刑と捉えられかねない点など疑問の残る作品作りになってしまっています。
後半は立て直しのためか、「闇の弁護士」など登場させて
霊能力バトルに趣向を変えましたが、いまいち盛り上がらず短期で終了してしまいました。
現在、キャラ設定や構成が非常によく似た「ダブルフェイス」を連載されていますが、
この作品のリベンジ的な意味合いも含まれているのかもしれませんね。
[ 2010-12-05 23:53:00]
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