あひるの空
作者:日向武史
雑誌:週刊少年マガジン
レビュー全文
10点
:オルシナスさん
バスケ漫画はこれが初めてだったのですが
今のマガジンでは今のところダントツかなぁと思います。
ストーリーについてはシリアスで真面目な部分と
コミカルで笑える部分とのバランスが絶妙で
スイスイと読み進めることができます。
特にコミックス12巻まではやや精神的に幼いながらも
真面目で一途で一生懸命な主人公の成長物語として
非常に高いクオリティを保ってると思います。
特にこの漫画の特徴は、一人一人のキャラクターを丁寧に掘り下げてることですね。
高校生らしい日常を描きつつキャラの内面を描写することで
他には無いリアリティを出せてると思います。
言葉の選び方も上手いですね。
多少クサいところもあるんですけど
なかなか心にグッとくるいい台詞が多いように思います。
天才や超人じゃない、頑張ってる凡人が話す言葉だけに説得力があるといいますか。
里美西高のようなフツーの高校が出てきたのもこの漫画ならではではないでしょうか。
昔同じことで苦しんだなぁとか、今も似たようなことで悩んでるなぁとか(笑)
結局自分はこういう状況を壊せなかったという後悔の気持ちから
キャラクター達に強く感情移入してしまいます。
んでもって、逃げずに正面から立ち向かうキャラを見習って
もっと俺も頑張らなきゃならんなとおもったりするわけで。
非常に描写が丁寧でなかなか話は進みませんが
このストーリーは結末までしっかりと見届けたいと思います。
[ 2007-04-02 19:13:48]
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