砂ぼうず
作者:うすね正俊
雑誌:コミックビーム
レビュー全文
9点
:団背広さん
うひゃひゃひゃ、大好きだぜこの主人公!
情も思想も関係なし、ただ生き残るために、自らの欲望と煩悩のために生きる砂ぼうずは最高のボンクラ野郎だ!
意地汚くて小賢しい手で敵を打ちのめしていく姿を見ていると「へへっざまーみろ」的な快感を覚える。はっはっは、こんな奴に共感するとは俺も相当のゲスだな。
いやもうとにかく主人公がいいねぇ。
9歳のときから友達の妹を強姦しようとしたことがあるというその男らしさ(?)に俺は感動してしまった。
銃器のディテールもすげぇ凝ってる、というかこれはもうフェチの域だろう。わざわざ片腕リロードとか書いてるし…
そのミリタリーフェチな濃い描写が話に深みを与えているのはなんとも流石。
あとこの漫画、心地良い西部劇の香りがぷんぷんする。しかもこれはアメリカ製じゃない、イタリア産のマカロニ・ウエスタンの香りだ!主人公がクリント・イーストウッドみたいなポンチョ着てるしね。
この泥臭さ、残酷さはまさしくマカロニウエスタンの真髄。それもどちらかというとレオーネよりもコルブッチの感じかな。湿った土はあんまり出てこないが。
あー、こんな話しても誰もわかんない?ごめんなさい。
俺も関東大砂漠で賞金稼ぎやってみてぇなぁ。なんかあそこ性格悪い女しかいないみたいだけど、それもまた良し。ニャハハハ!
[ 2005-06-02 23:08:04]
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