妄想戦士ヤマモト
作者:小野寺浩二
雑誌:ヤングキングアワーズ
レビュー全文
7点
:アルゲマイネ原野さん
大人気少女漫画家のサイン会に嬉々としていく主人公ヤマモト
↓
当の漫画家がものすごい美人だった!
↓
ヤマモト
「だましやがったなァ てめぇの実家を燃やしてやるー!!
先生はこういう人(ブサイク)じゃなきゃダメなんだー!!」
「マンガは己の妄想の産物
恋愛マンガを描くのはモテないから!!
美しいものを描くのはブサイクだから!!
そんな自分の欲望や妄想を
毎日毎日一人部屋の中で黙々と考えているような
そんな人でなければあなたはいけないんだ!!」
のっけからこれだもんなあ〜w
全編にわたって萌えとは何かを追求するオタク漫画。
話の内容は己の萌えるシチュエーションをただ全力で叫んでいるだけなのだが
それがものすごい馬鹿正直に読み手に語りかけるので
出てくるセリフの数々がどれも名言に聞こえてしまってヤバイ
そしてそんな名言を吐きながら己の内面をさらけ出すオタク達の姿は
どれもこれも汚い事この上ないw
しかしこれにより同人買いに数十万人集まるようなオタクパワーの
真髄をどのオタク漫画よりも克明にあらわしてくれているのである
最近では完全にその分野を確立しつつある「オタク漫画」ではあるが
「げんしけん」以降ヌルくまったりとしたオタクライフを描くスタイルが主流となっている
そんな中で特に異彩を放つ存在としてまだまだ読み継がれていく…のかもしれない
連載が00年〜と言うことで萌えのトレンドが若干古いところがあるが
各エピソードが現実に通じるようないやに生々しいところがあって
爆笑しながらも少々恥ずかしい気持ちになった。自分を省みろということかw
[ 2008-08-17 19:06:06]
アルゲマイネ原野さんのページへ
この漫画のTOPへ
▲このページの上に戻る
[家]ホーム
ランキング
漫画を検索
[MAIL]お問い合わせ
漫画レビュー.com