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ネムルバカ
作者:石黒正数

雑誌:月刊COMICリュウ

 レビュー全文  

4点  :健太(99)さん 

一緒に住む大学生二人の話ということですが、まず最初にタイトルが素晴らしい。
石黒正数さんやデザイン系の学校に行った人に多いですがタイトルが魅力的です。
全体に気を配って作られた作品だからこそのものだと思います。
その面でいえば物語の終盤で遠くの人に
なってしまった、先輩の歌うネムルバカは物語の内容を大事にしていながら、くさい歌詞になっていないことからわかるようにタイトルが物語を良くするだけ練りに練ったものだったといえると思います。
それは十分凄いことですが、それでも町は廻っているをかける人が書いたというならやっつけ仕事に見えてしまう。
歩鳥比べて入巣は行動を起こすための動機が状況にゆだねられていない。
つまり歩鳥の行動がマンガの中身を濃くするのに対し、入巣の行動はマンガの話を進めるためのものになり下がっていると感じられる。
これがそれでも町は廻っているレベルの密度で書かれていたら、素晴らしい漫画になっていたと感じているだけに残念です。
[ 2008-12-03 16:42:35]
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