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項羽と劉邦
作者:横山光輝

雑誌:月刊コミックトム

 レビュー全文  

8点  :gundam22vさん 

三国志の方が原作が演義なだけに史実要素が薄いのに対して、秦滅亡から漢樹立まで描いた本作は史実重視、長さも短か過ぎず、長すぎず20巻程度で綺麗に終わっているという点でこちらの方が完成度が高いと思います。横山漫画特徴のやや淡々としている雰囲気、キャラの描き分けの甘さという欠点はあるにせよ、情報量やテンポが良い流れの持って行き方は素晴らしいです。ある程度項羽と劉邦には予備知識があったのですが、それでも勉強になる箇所がたくさんありました。同じ題材を扱った熱い漫画である「赤龍王」とすべての点で対照的なので両方読んだ方が良いかと思います。どちらか1つならば両方読んだ今となっては情報量でこちらを推したいです。項羽と劉邦の両雄だけではなく周辺人物の活躍描写が全然違うレベルですから。劉邦のその後(赤龍王はラスト1ページで示唆はしている)は描いていませんが、後日談的な同じ横山作品の「史記」も読んでみたいと思うほどの作品だったです。
[ 2014-11-05 01:47:11]
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