愛・水族館−柏木ハルコ傑作短編集−
作者:柏木ハルコ
雑誌:短編集
レビュー全文
7点
:アルゲマイネ原野さん
柏木ハルコ初の短編集。
この人の描く女性像は本当に不思議な魅力を持っていて、
例えるのが難しいが、言わば活力に満ちた女性、土着的な魅力を持った女性像であり
男性女性両視点からでも非常に調和のとれたキャラを作るんですよね
NANAに代表されるようなファッショナブルな恋愛少女漫画とは
一線を画した作風を描き続けている稀有な女性漫画家だと思う。
本作では
『QUOJUZ』のようにエロでお馬鹿な作風から(『教師失格』)
『よいこの星!』のような子供達の微妙な感情(『ぷにぷに』)そして
『花園〜』や『鬼虫』のような雄雄しくも華麗な女性まで(『海女唄』)
作者が10年近く描き続けた作品群の適度な例がピックアップされており
柏木ハルコ作品をはじめて知る人には最良な一品。
どれも個性があっていいが個人的に『海女唄』が白眉。
[ 2008-12-01 21:35:07]
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