リトル・ジャンパー
作者:高田裕三
雑誌:月刊アフタヌーン
レビュー全文
5点
:とろっちさん
17歳の主人公の前に突如現れた美少女は、母親の命を救うため未来から来たという、何と自分の娘。
自分の未来の奥さんの正体や行方を追い求め、謎が謎を呼ぶ展開に。
でもまだ見ぬ未来の奥さんよりも、目の前の彼女が可愛すぎ。 しかしときめいちゃったら歴史が変わる。
「この時『歴史』が大きく変わった、ような気がした」
シリアスなSFアクションの皮を被ったドタバタ父娘ラブコメ。
主人公とヒロインの中身は、まんま八雲とパイですね。 それもまたご愛嬌。
説明不足と強引な展開とで話をどんどんややこしい方向に持っていくのが作者の悪いクセですが、
この作品でもそのクセを見事に発揮していて、もうゴチャゴチャ。
気を抜くと話の展開がさっぱりわからなくなります。
が、不思議とそこまで違和感なく楽しめました。 基本コメディなので勢いで読めるというか。
どちらかと言えば「Don't think. Feel!」な作品。
この作者はどうも大きな伏線とかどんでん返しとかを仕掛けるのが得意ではないみたいなので、
その辺りにあまり期待しないで読んだ方が楽しめると思います。
まあ良くも悪くも高田裕三全開な作品ですね。
少なくとも作者の入門書としては敷居が高すぎるので、作者の作品を未読の人にはお薦めしかねます。
[ 2011-04-21 00:45:51]
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