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タビと道づれ
作者:たなかのか

雑誌:月刊コミックブレイド

 レビュー全文  

6点  :とろっちさん 

閉じた街は、同じ一日を繰り返す。 永遠に。

優しくて、おぼろげで、薄暗い中でほのかに輝くような叙情的な物語。
しかし癒しなどでは決してなく、毒や弱さも併せ持っています。
その不思議な世界観がどこか宮沢賢治を連想させる作品。 と言ったら褒めすぎか。

わかりづらい設定、会話のみによる説明の回りくどさ、序盤の低調さ、などから、
最初のうちは作品世界に溶け込むハードルが高めなのが残念。
その分、閉塞した世界の謎が明らかになっていく中盤以降の展開には目を見張るものがあります。

読後感がとても良いです。 ふと夜空を見上げてみたくなる作品の1つ。
[ 2010-12-21 01:19:35]
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