ARIA
作者:天野こずえ
雑誌:月刊コミックブレイド
レビュー全文
9点
:ITSUKIさん
地球歴2301年、かつて火星と呼ばれていた惑星AQUAの都市ネオ・ヴェネツィアで、一人前の水先案内人(ウンディーネ)になるために奮闘する水無灯里の日常をコミック1巻=1季節のペースで描く。
ストーリーといえば本当にこれだけです。
その何気ない日常の描写の仕方が素晴らしく魅力的でした。
正直最終巻買うの少しためらいました^^;
AQUAでの灯里たちの日常がもう読めなくなるのかと思って。
最終巻ではその「何気ない日常」をそのまま描いて終わるのかと思えば全く逆でした。
「ARIA」作品内での「今までの日常」の終わりを感じるキャラクター達と「ARIA」という作品が終わってしまうという読者である自分のの心情が見事にシンクロしました。
そのおかげで作品の終わりを惜しむと同時に、これからまた頑張っていこうという気持ちになれました。
素晴らしい締めくくりだったと思います。
この漫画を買おうと思っている方がいましたらひとつアドバイスします。
「一気買い」しない方が良いですよ。
一巻ごとに季節が移りかわるように描かれているため、実際の季節の移り変わりとあわせるように買って読むと一層楽しめるでしょう。
自分はほとんど一気に買ってしまったので若干後悔気味です。
[ 2008-06-07 03:49:24]
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