capeta
作者:曽田正人
雑誌:月刊少年マガジン
レビュー全文
8点
:kikiさん
カーレーシングにはあんまり興味なかったけどこれは面白い!
彼の今までの作品と同じく才能が突き抜けた天才が主役の熱い作風。
作者の名前の横にクレジットされてる方と一緒に作っているせいか、もう少し地に足がついてる感があって私はこの作品が一番好き。
16歳でF3のレーサーになっちゃうとか色々ありえねーってことは健在ですが。
前作の大吾や昴はすげーことをやらかしても「なんとなくこうした方がいいって思っただけだもん」とセリフをはくのみで、彼らの天性の勘がクローズアップされてました。
もちろんそれはそれで面白かったのですが、カペタではレースで勝つための綿密な計算をカペタ自身がしていたり、周りの人によって解説されてるのが読んでいてより納得できてよかったです。
またカペタだけの才能でレースを勝っていくのではなく、周りの協力によっても成り立っており、カペタがそれを成長と共にちゃんと理解し、周りの人々に頭をキチンと下げる姿も好感が持てました。
カート→フォーミュラステラ→F3とテンポよく主人公がステップアップしていくのとともに、それぞれの車の特性やレースの解説があったので分かりやすかったし、飽きがこない展開でいいです。
あと少ししか描かれてないけどナオミとモナミの取り合わせがいいですね。
曽田先生って恋愛面に関しては少年漫画の王道を描かなくて好きです。
ただカペタがナオミに対して頬を赤く染めすぎなのが気になりますが…。なんなのあれ。
個人的なベストシーンは(27巻までだけど)「もうミラーは見ねー!」です。
++追記
ラストまで読みました。
個人的にこの作品勝負シーンはずっとテンションMAXで描かれてたせいか、一番の上げ所を間違ったように感じました。
私の中ではマカオよりF3のラストで車と一体化したカペタの方が感動したし。あれで最終回でもよかったかななんて思ったり(苦笑
あとマカオはF1の登竜門じゃなかったの!?
どうせ「ねーよ!」ってなミラクルが多すぎる漫画なんだから、F1チームからオファーが来たで終わってもよかったんじゃ?なんか中途半端すぎる。
色々惜しい終わりだったけど、ラストまで面白かったから8点のままで。
[ 2012-04-11 15:43:23]
kikiさんのページへ
この漫画のTOPへ
▲このページの上に戻る
[家]ホーム
ランキング
漫画を検索
[MAIL]お問い合わせ
漫画レビュー.com