TISTA
作者:遠藤達哉
雑誌:ジャンプスクエア
レビュー全文
10点
:さぶさぶさん
まるでフランス映画のような作品。
少年は少女と出会い。
少女は少年と出会う。
積み重ねてきた過去への葛藤。手遅れになっていることへの恐怖。血で染まった手。
その全てを読者の心に暴力的に塗り付けるコマ割り、タッチ。
銃声が静寂を撃ち破るのが聴こえるような戦闘。移入ではなく同化する、キャラクターと自分の感情。
――脳髄に刻まれたようなナレーション。
その全てが、新人とは思えない領域である。
僅か二巻。それでも読む価値は十分過ぎるほど。これにハマったら遠藤先生が現在連載中の「月華美刃」もオススメです。
ジャンプ本誌での読み切りで、遠藤先生に出会い、ジャンプスクエアを本作が連載するからこそ買い始めた私に取って、本作の終了は悲しい知らせだった。
漫画が嫌いだと言う人にも読んでもらいたい。
[ 2011-02-21 12:32:49]
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